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第3章『プロジェクトの季節』〜5〜
洋館を改装したカフェで、ビジネス上の思いがけない展開を迎える。マリさんとのビデオ通話で判明したシリコンバレーの類似事例、そして村井さんとの偶然の再会。休日の午後、新たなプロジェクトの可能性が見え始めていた。 -
第3章『プロジェクトの季節』〜4〜
二件目の案件獲得、システム開発の進展、そしてグローバルな展開の可能性。チームの夢が膨らむ中、浅見ミユキは航平への想いに戸惑いながらも、新しい一歩を踏み出そうとしていた。 -
第3章『プロジェクトの季節』〜3〜
最初の顧客であるITスタートアップでの成功を受け、チームに新たな戦力が加わる。エンジニアの航平とともに進めるシステム化への挑戦と、税理士事務所という新規案件。週末の朝、新たなチャレンジが動き出す。 -
第3章『プロジェクトの季節』〜2〜
【嬉しい悲鳴、広がる可能性】 「数字、すごいことになってますよ」 江口さんが、興奮気味に画面を指さす。導入から2週間。ITスタートアップの広告効果が、予想以上の成果を見せ始めていた。 「コンバージョン率が3倍…これ、本当に?」 私も思わず声が上ず... -
第3章『プロジェクトの季節』〜1〜
25歳OLのミユキが見出した、中小企業向け広告運用の可能性。その手応えを確信に変えるため、彼女は朝活を始めた。後輩の江口の人脈、フリーランスの榊原との出会いが、新たなビジネスへの扉を開く。会社員としての顔とは別の、もう一つの挑戦が始まる。 -
第2章『新しい景色』 〜8〜
オンラインコミュニティでの初めての交流会。経営者たちとの対話は、浅見ミユキと江口の発見が間違っていないことを証明していた。中小企業に特化したマーケティングという可能性。その手応えが、確かな自信へと変わっていく。 -
第2章『新しい景色』 〜7〜
新たな中小企業向けプロジェクトチームの立ち上げを任された浅見ミユキと江口。部長からの信頼、垣内案件での手応え、そして二人で見つけた可能性。夕暮れのオフィスで、密かな挑戦の準備が始まろうとしていた。 -
第2章『新しい景色』 〜6〜
朝のエレベーターは、いつもより少し早い時間に動き出していた。 「おはようございます」 江口さんが、すでにデスクで作業を始めている。画面には昨夜のデータが広がっていた。 「垣内さんへの提案書、ブラッシュアップしてみたんです」 その声には、どこ... -
第2章『新しい景色』 〜5〜
静まり返った夜のオフィスで、二人の女性が新しい未来を描き始める。中小企業に特化した広告戦略という独自の視点。「独立」の二文字の横に書き加えられた「中小企業専門」の文字。データ分析から始まった可能性が、確かな決意へと変わっていく。 -
第2章『新しい景色』 〜4〜
【データが示す未来】 午後三時。 「これを、垣内さんの資料にも活かせるはずです」 江口さんと考えを整理していると、山田さんが声をかけてきた。 「浅見さん、垣内さんから追加の資料が届いているんですが、一緒に見ていただけますか」 メールには、朝の...